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執筆者の写真Enami Kazuyoshi

【塾長きまぐれ日記 算数的に表現をするということ】

こんにちは、塾長です。


昨日・一昨日と、大学入学共通テストが実施されました。

受験生のみなさん、受験勉強の成果は発揮できましたか?  この大学入学共通テストは、令和3年からスタートした制度です。

その前まではその前は大学センター試験でした。さて、センター試験の時と何が変わったのか。大学入試センターに書かれている大学入学共通テストの果たす役割として1番目に、

大学教育の基礎力となる知識・技能や思考力、判断力、表現力等を問う問題作成と書かれています。昨今、よく目にする「思考力」という言葉です。また、文部科学省が提唱している「算数・数学科において育成を目指す資質・能力」の中で、高等学校における思考力・判断力・表現力等の項には、

「事象を数学的に考察する力既習の内容を基にして問題を解決し、思考の過程を振り返ってその本質や他の事象との関係を認識し、統合的・発展的に考察する力数学的な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表現する力」 と書かれいます。


 えー、つまるところですね、 「物事を算数・数学的にわかりやすく表現できるようになってね。」 と言っているのです。それって一体どういうことでしょうか。  当塾では、ご入塾される前に必ず体験授業を受けていただくルールがあります。その際、私からは「間違ってもいいから、なぜその答えが出たのか、説明をしてください。説明ができないなと思ったら、『わかりません』と言ってください。」と伝えています。(当塾では常に生徒が自分の考えをアウトプットすること大切にしています。ですので、この会話が全くできないお子様は、大変心苦しいですが、当塾で学習することは難しいと思います。)そして、生徒が解いた問題(主に間違った問題)に対して、「この問題はどうやってやりましたか?」と質問します。数学の体験授業でよくある会話を書きます。数学が苦手な生徒で、2xとx^2(xの2乗)をごちゃまぜに覚えているケースがあります。

 そこで私は生徒に、「xの2乗ってどういう意味?」と聞きます。すると生徒は「xが2つある」と答えるのです。 みなさんお分かりでしょうか。 「xが2つある」というのは 算数・数学的な表現ではないのです。

 「xが2つある」だと、2x だってxが2つあるわけです。当然、どっちがどっちだかわからないですね。正解は、xの2乗は「xを2回かけた文字式」です。ちなみに2xは「xを2回足した文字式」。算数的な表現の第一歩は、「与えられた事象を四則演算(+ー×÷)で表現できるようになることです。算数の問題を間違えること自体には問題はありません。大切なのは。間違えた時に、何が間違いで、どうやったら正しく解けるのかを、「算数・数学的に理解できる」ことです。これができないと、正しい見直しをすることができないので、いつまでたっても同じ問題を間違えたり、いつも問題を感覚的にとらえることになります。こういった算数的思考の練習は、小学校の早いうちから、じっくりとしておく必要があります。  当塾はこうした算数・数学の思考力を育成するプロの塾です。ご興味がありましたら是非無料体験授業にご参加ください。  無料体験授業の申し込みはこちらから




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